さて、我が家は夏のイベントが続きます。
個人教室の合同主催で約16年続いた発表会は
YouTubeのライブ配信を初体験した生徒はいつも以上に緊張しながらも
ぎん坊は恒例、母との連弾。
初めての会場は初対面の講師陣の親切に甘え、
そして今週末はもう一つの、ダンスイベント。
昨日の午後、海の日の発表会に備えてミニリハーサルをしました。
講師4人の合同発表会で27名の出演予定のうち、
うちの教室からの出演予定は12名。
レッスン室は付き添いの保護者もいて
全員は入りきらないので、3グループに分けて。
本番の日のホールの大きさ、ピアノの大きさ、
普段とは格段に違う緊張感に包まれること、
高級なピアノを弾かせてもらえる快感、
などの話を交えながら各グループで各々演奏してもらいました。
下は3歳のデビューちゃんから、上はピアノ歴16年になるベテランの社会人まで。
やはり社会人の演奏には迫力があり、後ろで聴いている小学生や園児さんは、
身を乗り出して興味津々、とても刺激になっている様子
中には、普段よくおしゃべりするのに緊張で体も顔もカッチコチの子も(笑)
今日の体験を踏まえて本番は緊張を力に変えて発揮できますように
海の日、滞りなく、今年の発表会を終えました。
1週間前、不覚にもスライスしてしまった小指
本番は絆創膏を巻きましたが、
痛みは殆ど無く、元通りの運指で、
4人の生徒の連弾をやり終えました
うちの教室からは去年のほぼ倍の11人出演、
今年はデビューの生徒さんも多かったので
発表会の ‟いろは” や
舞台のイメージを伝える事前準備に追われました。
終わると、生徒さんも親御さんも皆さん、安堵の表情。
夜、寝れなかった、とか、
わが子が出る前に水を何度も飲むご両親がいたとか、
様子が伝わってきて、ほっこりしました。
今週は、お休みを頂き、溜まっていた用事を片づけていこうと思います。
さて、その第1弾
看板犬もみじのトリミング。
御歳12歳の熟女は3ミリバリカンでみごと、
子犬に生まれ変わりました。
海の日に開催したピアノの合同発表会
30組の演奏者が日頃の練習の成果を精いっぱい発揮され、
今年もいい会になりました
今年は例年になく、デビュー組がとても多かったのですが、
こういう晴れの舞台が全く初めてのお子さんの中には
ごくたまに、講師も予想できないことをなさる。。。
まさしく今回がそうでした。
演奏前の生徒さんは、5人ずつ、舞台袖の椅子に座って順番を待ちます。
皆、一様に緊張の面持ちで指を動かしたり、深呼吸したりして精神統一。
椅子に座っている5人中、2番目のT君を除いた4人はうちの生徒さん、
それもデビュー組オンパレード!その子たちの緊張をほぐす為、私はメンタルケアに追われていました。
と、ある先生が、「この子、靴は?」と、慌てふためいた声でT君の足元を指さします。
パリッと上下おしゃれなスーツに身を包んだT君(小学校5、6年?)は、なかなかの男前。
んが、足元を見ると・・・。
靴を・・・・・・履いてない(靴下のまま)
「きみ!靴は?」
「はい、あそこです。」とはきはきと答え、舞台袖の出入り扉を指さしてます。
慌てて見に行くと、そこには◯ロックスのサンダルが
「いやいや、きみ、ピアノ弾く時の靴は?」
「あっ、これで大丈夫です!」だと???
靴履かず?出るつもり?! (お能の舞台じゃないぞ)
「いや、大丈夫やぁない!靴、履かな!」 (こっちの方がアセッテル)」
「あれしか・・・無いです。」(サンダルのこと)
ざわついている我々の傍に来た他の先生たち(T君の先生は生徒が出演中の為、T君の所へは来れず)、
事態を知るなり、
「えぇええええええ―ッッッありえへん。。。」
「どないする?!サンダルで?出す?」
そんな中、ふと目をやると、出入り扉の向こうの控室から顔を出したぎん坊、出演を控えてスタンバってます。
ン、うちの子、2日前に買った黒い靴・・・履いてるよな。
T君に
「きみ、足、何センチ?」
「22ハンか、23です。」
「よっしゃ〜っっ!ドンピシャ!あの子の靴貸したる!おいで!」
「あっ、ハイ!ありがとうございます。」と、とりあえずサンダル履いてぎん坊のところへ一目散。
(4人の生徒そっちのけ!)
理由を告げるのもそこそこに、無理やりぎん坊の靴を脱がせ(ぎん坊、目が点)、
T君に履かせ、舞台袖に戻りました。
セーーーフッ 履いた靴がまあ、スーツに合う合う!サイズもバッチリ!
そして何事も無かったかのようにT君は意気揚々と演奏を終えたのでした。
ドッと、ツカレタ
前代未聞のハプニングはきっと語り草になるでしょう。。。
気づけば・・・発表会まであと4日
今年は、デビューを控えている生徒さんが殆どです。
舞台袖から歩いてお辞儀する場所の確認、お辞儀してからピアノに座り、
一呼吸置いて鍵盤のポジションを捉えて演奏を始める、
演奏だけでなく一連の流れを落ち着いて行う、などをレッスンの度に口酸っぱく伝授しています。
先日の自宅でのプチリハーサル
部屋のキャパの事情で3組ずつ、日を分けて行いましたが、
普段レッスンで慣れてはいるものの、いざ、 ‟人前で弾く” という初めての経験に
いつもペチャクチャお喋りするお嬢さんたちの賑やかさはどこへやら・・・。
神妙な面持ちでピアノに向かい、緊張しすぎて弾き始めの場所がアレ?どこどこ?と
なってしまった子も人前で弾くってこういうことなんですね。
いつも弾けてるのに緊張すると真っ白になってしまう。(自身も何度もあります)
だから、リハーサルは大事
間違えたことで、今度は間違えないように練習しないと!という意識を持つようになるのですから。
さあ、あと4日。
モチベーションアゲアゲでいい演奏会目指しましょう
今年も海の日に複数の先生と合同発表会をします。
うちの生徒さんは今回、初めて発表会を迎えるお子さんが多数。
数か月前から課題曲に取り組んでもらっていますが、
課題曲は、普段練習しているものより少しレベルの高い曲を渡します。
皆さんそれぞれのペースで頑張ってくれていますが、
譜読みや弾き方につまずいて停滞するお子さんがこの時期チラホラ・・・。
そういう時は、親御さんの協力を得て、その子の課題曲を弾く私の手元を
ビデオに撮ってもらい、練習してきてもらいます。
指使いやリズム、曲の雰囲気、を伝える動画は、悩んで不安になっている生徒さんの
手助けになっているようです。
スマホの動画でおけいこ。。。便利な時代になりました。
私の学生時代の師匠は、レッスンをそっくりそのまま録音(当時はポータブルのカセットデッキを持参)させ、
先生の手本演奏や注意(時にはお説教も)を漏らさず聴き取って次のレッスンに備えなければならず、
毎回、緊張 でもその厳しいレッスンのおかげでテクニックや細やかな表現や心に響く音の出し方を
徹底して学べました。
さあ、6月。あと1か月半ほどの間で生徒さんがどのくらい頑張りを見せてくれるでしょう。
私も声を枯らすことが増えそうですが、バトルしながら仕上げていきたいと思います。
今年も5名の先生方と26名の子供から大人までの生徒さんの
バラエティーに富んだ発表会を無事、終えることができました。
高級グランドピアノ ‟スタインウェイ” は個々の表現を細やかな音質で更に進化させてくれます。
年に1度、緊張と闘いながら積み重ねてきた自分の音楽をたくさんの人に聴いてもらい、
達成感を得たり、反省したり、また次のステップに向けての区切りをつけたり、と
生徒さんの思いはさまざま。
人様の演奏に刺激されたり、表現力の素晴らしさに心打たれたり・・・。
発表会はいろんなことをたくさん吸収できる場です。
さて、10年以上通ってくれている20歳と18歳(だったはず)のT姉妹。
素敵なレディーに成長しています。
今回、ホントに残念なことにご家族が聴きに来れませんでした
でも、着替えもヘアセットもお互いに助け合って準備、
ビデオ撮りは応援に来てくれた友達に頼んで、と段取りつけ、
会が終わるとお姉ちゃんの運転で颯爽と帰って行きました。
ナント、たくましい
毎回、指導者としての反省点を抱えながらも
無事、会を終えられたことに感謝
毎年、この時期になると頭を悩ませる、夏の発表会の曲決めに。
テキストを引っ張り出して…去年あの子はこの曲弾いたから今年はイメージ変えて、とか、
去年レベル的に無理だったけど、今年は練習次第でこの曲弾けるかも、とか…。
中学生以上ばかりなので、勉強や部活、試験期間などを考慮しながらも
普段の練習曲よりも少しレベルを上げた弾き映えのする曲を
何冊ものテキストの曲のさわりを弾いては探し、弾いては探しの繰り返し。
全員決まるまで…悶々と悩もう!
海の日の一大イベント“ピアノコンサート”に出演した生徒さんに、、、
今回初めて求めた感想を、、とても丁寧に答えてくれて、 ありがとう!
抜粋してご紹介します
自分の弾く順番が近づくにつれ、緊張が高まってきましたが、心の中で
「集中、集中!」と言い聞かせました。演奏中、「あっ!失敗した!」「つまずいた!」と
思い当たることがあり、もっと練習して今日の舞台に備えればよかった、と
反省しています。
中3の夏。今年は実力テストや定期テストに追われ、ピアノに向かう時間が思うように
取れませんでした。でも、先生の「1年前にはできなかった曲がこなせるように
なってるんだよ。」という声かけに奮起!テスト後には改めて気を引き締め
練習に専念できました。それと、昨年は諦めてしまった“暗譜”にもリベンジ。
本番はやはり緊張MAXでしたが、悔いのない結果が残せてよかったです。
ドラマ“家なき子”の曲。初めはリズムがまったく取れなくて大変でしたが、
必死で練習して少しずつ楽しくなっていきました。
本番では間違えることなく弾けたのですごく嬉しかったです。
また、来年の発表会もがんばろう!と思っています。
ベートーウ゛ェンの“テンペスト”嵐のイメージを作りあげたかったのですが、、、
練習不足でミスが多く出てしまいました。音響と関係の専門学校との両立に
苦労した数ヶ月でしたが、なんとか弾き終えることができてホッとしました。
それぞれに目標を定めていつもより高いレベルに挑んだ数ヶ月でした。
テクニックを磨き、集中力を高め、表現力を養う、など、
いろんな要素が曲の中で、エネルギーに代わり、達成感が得られましたね
そして…
ALL OUT !! ( =出しきる! )
この言葉、贈ります。
いろんな場面で活かしてね