7月、入院していたアルジの友、Nさんが亡くなった。
お見舞いに行き、足らないティッシュペーパーを93歳のお母さんの代わりに買いに走って
2日後のことだった
何十年も前にアルジがレコードショップに勤めていた時に知り合ったお客さん。
会うとプライベートなことよりも音楽談義に花が咲き、
クラプトンがどうとかストーンズがどうとか、キース・ジャレットの〇年のライブが良かったとか、
時間を忘れて語り明かす、そんな仲だったそうである。
その当時はアルジは髪が腰まで、Nさんはアフロヘア。まさしく団塊の世代。。。
思想もかっとんでたんだろうなぁ。。。
入院されたことも知らず、長いこと会っていないNさんを一度夫婦で訪ねなきゃね、と最近よく話していた。
亡き後・・・。
ご家族の歓迎を受けてNさんのいないオーディオルームを訪ねた。
12畳くらいある部屋の3辺の壁面に要塞のごとくビッシリと並ぶ莫大なCDの量に腰を抜かしそうになった
そして充実したオーディオセット。昔は天下のSANSUIと言われた機器も現役で活躍。
アルジがJAZZのCDを取り出し、かける。
なんていい音だろう Nさんの音へのこだわりがそこかしこに。
ご家族に好きなだけCDを持って帰って!と言われ、遠慮の固まり(?)でもらってきたのがこれ。
↓ ↓ ↓
オシャレで上品なお母さん、椅子に腰かけ、音楽を聴きながら淋しそうに宙を見つめる。
別れ際のお母さん、折れそうな細い手なのにすんごい力
‟ また来てちょうだいよ ‼ ”